計算方法と出典

暦守の日付と時刻は、天文計算で求めています。国立天文台の暦要項などと照らし合わせた記録と、吉日の決め方の出典を、ここにまとめました。

日付と時刻の求め方

太陽と月の位置は、天文計算の部品 Astronomy Engine(版 2.1.19)で求めています。

二十四節気は、太陽の黄経が15度の倍数になる瞬間です(春分が0度、夏至が90度)。新月・上弦・満月・下弦は、月と太陽の黄経の差が0度・90度・180度・270度になる瞬間です。

日本時間は、世界時(UTC)に9時間を足して求めます。時刻は秒を切り捨てて、分まで示しています。

一粒万倍日などを決める月(節月)は、節入りの日から変わります。節入りが夜遅くでも、その日全体を新しい月として数えます。例えば2026年9月7日は、白露が23時41分ですが、この日から新しい月です。

旧暦(六曜と不成就日に使います)は、日本時間で新月になる日を月の1日とし、冬至を含む月を11月として数えます。2026年と2027年には閏月はありません。

新月が日付の変わり目に近い月は、どの国の時刻で数えるかで、旧暦の日付が1日ずれることがあります。例えば2027年2月の新月は、日本時間で7日の0時56分です。暦守の旧暦では2月7日が正月1日ですが、香港天文台の新暦と旧暦の対照表では2月6日が正月1日です。

吉日と不成就日の決め方

暦守で出している暦注と、その決まり方です。流派によって決め方が分かれるものは、暦守がどれで決めているかも書いています。

天赦日

決まり方
季節(立春・立夏・立秋・立冬の節入りの日から)と日の干支。春は戊寅、夏は甲午、秋は戊申、冬は甲子
流派の差と暦守の決め方
季節は、立春・立夏・立秋・立冬の節入りの日で区切る
出典

一粒万倍日

決まり方
節月と日の十二支(例: 寅月は丑と午の日)
流派の差と暦守の決め方
節月ごとの十二支の組み合わせは2通り使われている(こよみのページの表のⅠとⅡ)。暦守はⅠで決める
出典

寅の日

決まり方
日の十二支が寅の日。12日に1回
流派の差と暦守の決め方
流派の差は無い
出典

巳の日

決まり方
日の十二支が巳の日。12日に1回
流派の差と暦守の決め方
流派の差は無い
出典

己巳の日

決まり方
日の干支が己巳の日。60日に1回
流派の差と暦守の決め方
流派の差は無い
出典

甲子の日

決まり方
日の干支が甲子の日。60日に1回
流派の差と暦守の決め方
流派の差は無い
出典

大安

決まり方
六曜が大安の日。六曜は (旧暦の月 + 旧暦の日) を6で割った余りで決まる
流派の差と暦守の決め方
旧暦は日本時間の朔の日で区切る(中国の旧暦とは日がずれることがある)
出典

不成就日

決まり方
旧暦の月と日(例: 1月・7月は3・11・19・27日)
流派の差と暦守の決め方
吉日とは分けて出す。旧暦の月日で決め、閏月は元の月と同じ扱いにする
出典

不成就日は吉日ではなく、何事も成就しないとされる日です。

日の九星・大明日・天恩日・神吉日は、決め方に諸説があるため、出していません。母倉日と三隣亡も、今は出していません。

国立天文台の暦要項との照らし合わせ

計算に誤りが無いかを確かめるため、国立天文台 暦計算室が公表している暦要項と、2026年と2027年の出来事を1件ずつ比べました。

比べたもの2026年2027年
二十四節気24件24件
雑節(節分・彼岸・土用など)11件11件
新月・上弦・満月・下弦50件49件

どれも日付はすべて同じで、時刻の差は1分以内でした。暦要項の時刻も分までなので、分どうしで比べています。

暦守では、暦要項の表をそのまま載せず、自分の計算を確かめるためだけに使っています。暦要項そのものは、国立天文台のページでご覧ください。

暦要項は、前の年の2月に官報で公表されます。次の年の暦は、その年の暦要項で同じように確かめてから出します。

日付の変わり目に近い出来事

0時の前後30分に起きる出来事は、わずかな計算の差で日付が変わりかねません。そこで一覧にして、暦要項と同じ日付であることを確かめました。

2026年
日付出来事時刻(日本時間)
3月20日春分23時45分
7月29日満月(望)23時36分
9月7日白露23時41分
11月24日満月(望)23時54分

2027年には、0時の前後30分に起きる出来事はありません。

ほかの暦との突き合わせ

2026年と2027年の730日すべてについて、六曜・一粒万倍日・天赦日・不成就日・寅の日・巳の日を、公表されている暦2つ(アラクネ・暦職人)と1日ずつ比べました。違いはありませんでした。

ただ、ほかの暦も同じ決め方で作られていると見られます。この突き合わせで分かるのは、計算の誤りが無いことまでです。決め方そのものの根拠は、上の出典をご覧ください。

己巳の日と甲子の日は比べていません。ただ、日の干支を使って決める天赦日が一致しているので、日の干支の数え方は同じです。

祝日の出どころ

祝日は計算で出さず、内閣府が公開している一覧(CSV)を使っています。

出典: 内閣府ウェブサイト「国民の祝日について」、公共データ利用規約(第1.0版)。この一覧をもとに、暦守が暦に組み込んでいます。

誤りに気づいたときは

計算や決め方の誤りに気づいたときは、contact@koyomimori.com へお知らせください。確かめたうえで、このページと暦のデータを直します。